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「要求」と「お願い」の違いが成婚を左右する?

先週、成婚退会したヨウコさん(仮名・40歳)。
2年間の活動で50名以上の方とお見合いなさいました。
成婚のお相手はエンジニア(46歳)で、中学から大学まで剣道をなさっていたとか。身長183センチ、戦国武将のような眼光鋭い方で、その風貌のせいか機嫌のいい時でも「怒ってるの?」と聞かれることがよくあったそう(笑)。

「彼、長く剣道をやっていたわりには猫背なんですよ」と、けなしながらもラブラブ感いっぱい。

旅行が大好きなヨウコさんは、休暇はインドとか中東へ気ままなひとり旅へ出かけます。

世界各国のお茶を飲むのも楽しみのひとつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなヨウコさん、切れ長の瞳で憂い顔のせいか、しっとりした雰囲気に相反して、口を開くとなかなかの辛口。そのギャップで少なからず損をする部分がありました。

活動が2年目に入ったとき、交際成立になっても真剣交際に繋がらない状況だったんです。「優しさを感じない」という理由で交際終了になることもあり、聞いた私も胸がキュッと痛みました。

いわゆるバリキャリのヨウコさんは、お仕事でのポジションにおいて、指示命令に慣れている方なんですよね。

「私、気持ちの伝え方がキツイのかもしれません」とショゲているヨウコさんに、私をこんなことを言った記憶が・・・。

「自分はこうしたいんだ」ということを伝えるとき、何か優しい手触りのものに言葉を包むイメージをしてみて。

そして、成婚が決まったときヨウコさんに、こんなことを言われました。

「WAKAKOさんに、何か柔らかいものに言葉を包むイメージでと言われて、バッグにつけている、もこもこのポンポンチャームを無意識に握りしめながら、その手触りの感覚で言葉を選んで話したことがありました。そのとき、いつも目つきの鋭い彼が、なんだか優しい表情で聞いてくれていて。あれっ?って思ったんですよね」

50回以上というお見合いで、さまざまな出会いがあり、自分と向き合う時間も積み重ね、ヨウコさんには明らかに変化が起こっていました。以前のヨウコさんなら、私のそんなアドバイス鼻で笑っちゃいそうな感じだったもの。なんとかいい方向に向いて欲しいという、私の必死な気持ちも汲み取ってくれたのだと思います。

感謝、感謝。

 

最幸に嬉しい! ヨウコさん、ご成婚おめでとうございます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはちょっと付け足しね。
ヨウコさんだけでなく、ときどき「気持ちの伝え方で損をしているかも」
という方がいらっしゃいます。

大まかにわけて、こんな感じ。

「要求」と「お願い」は違います。
「指示」と「提案」も違います。

「要求」には、自分を通したいという支配的なニュアンスを含むことがあります。
「お願い」には相手の状況を思いやり尊重する柔らかさがあります。

「指示」には、上から目線の威圧を感じることがあります。
「提案」は、相手の気持ちや立場も鑑みて、他に選択がないか一緒に考える余白を残しています。

私自身、「いま、お願いじゃなくて要求になってたかも」と、ハッとすることは結構あります。

どんなときも「可愛くお願い」「やさしく提案」をしたいものですわッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんなときもあなたのミカタ

いつも祝福が降りそそぎますように。

WAKAKO