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メンクイという病いからの生還

ハイブランドの化粧品会社の広報にお務めのエリカさん(35歳)。知的なクールビューティですが笑うと目尻が下がって、本来の優しさがにじみます。

このエリカさん、面談の最初っから「私メンクイなんです。これどうしょうもなくて」と。

このとき私は、心を鬼にして申し上げました。

 

「メンクイは不治の病です。生還なさらないと結婚は難しいかもしれません」

 

「え〜〜ッ・・・・・・! やまいなんですかッ」

 

とにかくエリカさんには、お見合いのときに、お相手のお人柄のいいところ、顔以外のパーツで素敵なところにひたすらフォーカスしていただくことに。

そして、お見合いスタート。

 

「今回の方は学生時代、水泳の選手だったせいか骨格がきれいな逆三でした。首のラインもいい感じ。・・・顔はタイプじゃないですけど」

「今日のお見合い相手は声が谷腹章介みたいで素敵でした。顔は違いますけど」

 

交際成立となった方とデートするときも「顔をずっと見なくてもいいように映画に行きます」とまで言っていたエリカさん。彼女なりに努力してくれました。

そして、活動も7ヵ月目となったとき、交際中のミキヤさん(41歳)についてご相談が。

「WAKAKOさん、ミキヤさんは顔以外はパーフェクトなんです。交際がはじまったときからすぐに友人に会わせまくったんですけど、いつもニコニコして楽しそうに話を聞いてくれて。女子会に男子ひとりなんて状況でも違和感なく存在してるの。でも顔がやっぱり・・・」

 

ここで私はエリカさんに容赦なくお伝えしました。

メンクイという病から生還するかどうかの瀬戸際ですよ。

不治の病を克服して結婚するか、このまま結婚できずに年齢を重ねるか、いまが正念場です。

私のクライアントさんで「顔が無理です」と言いつつも、お相手の熱意に負けてご結婚した方は、男の子をふたりご出産なさって、本当にお幸せですよ。

さあ、メンクイという病を克服しましょう!

 

「え〜〜ッ。でも、でも、だんだん彼の顔も見慣れてきたし」

 

エリカさんは見事、メンクイという病から生還なってミキヤさんとご成婚。

エリカさんが望んでいたのは自分はもちろん、自分の家族や友人を大切にしてくれる方。

一番欲しかったのは「あなたを命をかけて護る」という気合い。

そこをクリアしているなんて素晴らしい。顔は二の次でいいでしょ。ねッ。

 

お相手の条件の「優先順位」を変えるとき、本当に大切なものが見えてきたときです。

家族や友人、誰か他の人からどう思われるかに囚われないで。

本当にあなたを大切にしてくれるひとが

あなたの最善のパートナーなのですから。

 

 

お読みいただいてありがとうございます。

どんな時もあなたのミカタ。

祝福を祈っています。

WAKAKO