ヘルガの結婚のWAKAKOです。
これは早目にお伝えしておきたいのですが
ご成婚は「思いグセ」を手放すことで最短になるんです。
たとえば今度ご入会いただくMIKAさん(仮名)の場合。
「WAKAKOさん、すごいショックなことがありました。ショックで真っ直ぐ歩けないくらい」と、
ヘルガにご入会希望のMIKAさんから連絡が。ただ事ならない様子なので、急遽ご面談。
「昨日、友達とディズニーランドに行ったんです。そうしたらディズニーパレードの人ごみの中に
元カレを見つけちゃって」
「何年か前に婚約解消になった彼ってその方?」
「そうです。何がショックって、彼、奥さんと一緒でまだ小さい子供をバギーに乗せてました。しかも双子」
元カレとのことをいろいろ思い出したらしくMIKAさんはしゃべりながら涙も鼻水も止まらない。
MIKAさんの話を要約すると、この人ならと思える男子とやっとめぐり会い婚約まで漕ぎ着けた矢先、
その彼が1万人にひとりという脳の病気を発症。
「俺・・・、手術しても死ぬかもしれない」
「私がついている。絶対死なせないから」
そんな純愛ドラマのようなやりとりでお互いの愛を確かめあった。
手術は成功し、元カレは順調に快復。
そしてもうすぐ退院という時、彼はMIKAさんの手をとって
「MIKA、支えてくれて本当にありがとう」と。
MIKAさんは「改めてプロポーズしてくれるんだわ。こんなに献身的に尽くしたんだもん」と胸がキュッと。
なのに・・・。
「俺、子供の頃からずっとインドに行くのが夢だったんだ。退院したらしばらくインドに行ってくる。
ガンジス川で沐浴して産まれなおすんだッ」
ハッ?! インド。なに目キラキラさせてんのよッ! 子供の頃からの夢?
初めて聞いたけど。
「それで結婚資金使っちゃうからさ。結婚式はとうぶん先になる」
何それ!! 献身的に尽くした私とまず結婚でしょ!
少し優柔不断なところもあるけれど、いつもMIKAさんの想いを受けとめてくれていた彼が
今回はガンとして譲らない。
結果、お別れとなった。
それが3年前のお話。
「彼、会社も辞めて1年もインドに行ってたんですよ。私とインドとどっちが大事なのって話ですよ。
やっぱり男は手前勝手で金銭的にも女性に負担をかけるもんなんだと思いました」
彼とは結婚しなくて良かったと言いつつ、MIKAさんは元カレの幸せそうな姿に激しく動揺していた。
「なんかすごくいいパパで、双子ちゃんも可愛くて、奥さんは笑顔がきれいなひとでした。
本当に幸せそうで、家電のCMに出て来そうな家族だった」
そこで私は、「MIKAさんの思いグセ」の絡まった糸の端っこを、少しだけ引っ張ってみることに。
ねえMIKAさん、彼は本当に手前勝手な人だったの?
男の人がみんな家族に金銭的に負担をかけるものなの?
その問いかけに対して、沈黙したMIKAさん。記憶をたぐっているのか眉を寄せ口元を引き締めている。
「・・・・うちは父がすごくワンマンで、知り合いに誘われた株で失敗したり。突然、健康食品の代理店を始め
て、在庫商品の山で寝る場所もなくなったり。いつも母に経済的な負担をかけることになって、大変でした。
看護師の母はしっかり者で経済力があったから、私は大学へ行けたし、なんとか家が成り立っていたようなもので」
どうやらMIKAさんは、お父さんと彼はまったく別人格なのに、「手前勝手」というキーワードで
脳が検索をスタート。潜在意識で彼と父親を紐づけていたようです。「男はみんな手前勝手」という「思いクセ」は、家庭に入ってから「お母さんみたいに頑張れない」という防衛本能が生み出していました。どうやら恋愛する度に「思いクセの迷宮」の中へ自ら迷い込み、疑心暗鬼の末、恋愛は成就することがなかったようです。
MIKAさんのような「思いグセ」は、テーマや度合いは違っても誰しもが持っているものです。
「思いグセ」に気がついたら、あとは手放していくだけ。
そんなに簡単に手放せるわけない?
はい、それも「思いグセ」〈笑〉。
自分を不安にする「思い」が湧き上がってきて「怖れ」の連鎖が始まりそうになったら
「ストップ! それは私に起こることじゃない」と、まずは声に出してみて。
こうありたいイメージを言葉にして声に出して言って。
「私は半年後に幸せな結婚をしている!」
人生は、あなた自身が発する「言葉」によって動きだすのです。
お読みいただいてありがとうございます。
どんな時もあなたのミカタ。
祝福を祈っています。
WAKAKO